お歳暮とは、もともとは年の暮れのことを指していましたが、その際お世話になった人に対して感謝の気持ちを込めて贈り物をしていたので、いつからか贈答品そのものをお歳暮というようになったそうです。
夏にはお中元というものがありますが、特にこれといった違いはありません。
しいて言うのであれば
お中元の場合は、一年の真ん中で贈り物をお届けし、日頃の感謝の気持ちと健康を願う気持ちを伝えます。
お歳暮の場合は、一年の最後を締めくくるご挨拶という意味合いが強くなり、そのため、お中元よりもお歳暮のほうが、より高額な商品が選ばれたり、より多くの先方にお届けしたりする場合が多いようです。
お中元に贈った方にお歳暮もというのであればまったく同じものにはならないようにしましょう!!
そして、意外と知られていないかもしれませんが、本来、お歳暮は手渡しするのが原則です。
しかしながら、最近ではお互いの都合などもあって百貨店などから配送する時代となってきました。
それでも構いませんが、ここで一つ大切なマナーを覚えておきましょう。「挨拶状を送る」ということです。
身内や友人に送る場合は電話で伝える程度でも大丈夫かもしれませんが、
日頃大変お世話になっている方々に送る場合は贈り物に挨拶状を付けるか、届く頃を見計らって手紙かハガキによる挨拶状を送るようにするのが礼儀です。